開設者のプロフィール 上田 正巳 経済誌でライターを勤めるかたわら札幌市内のベンチャー企業経営者を組織化した「上勇会」を運営。2000年5月に中小企業向けクラウド・コンピューティング・サービスを手がける株式会社イー・カムトゥルーを設立。
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2006年 10月 17日
昨日、日経の記者とだぼら話をしていたら思い出した。来月でちょうど9年、北拓が潰れて10年目のサイクルに入る。
拓銀が90年代に入って迷走を始めていなかったら、たぶん僕は、今の会社はやっていなかったと思う。間接金融がちゃんとしていたら、インキュベーションとか、直接金融とか、ベンチャーだとか、上勇会だとか、やってなかったと思う。 迷走を始めていた拓銀が、しっかりとその立ち振る舞いの報いを受けてコケたのが1997年11月17日なのだ。(ギブアップしたのは15日なわけだが) 先日、日ハムがパリーグの優勝を決めたとき「北海道は拓銀の破綻以来、ずっと低迷している。そんななかで、駒苫と日ハムの躍進は明るい希望ですね」みたいなことを、地上波ではコメントされることもしばしばであったようだが、ふざけるな、である。 拓銀が潰れたことは、北海道にとっては、明らかにプラスであった。公共投資が削減されて経済が落ち込んでいることと、アホな銀行が潰れたことを混同してもらってはこまる。これは以前、某雑誌に書いたことがあるので、暇を見て探しておきましょう。問題は、断末魔で首脳陣のバカどもが意地を張った点にあるのじゃて。
by masami-ueda1
| 2006-10-17 12:47
| 暴論
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