開設者のプロフィール 上田 正巳 経済誌でライターを勤めるかたわら札幌市内のベンチャー企業経営者を組織化した「上勇会」を運営。2000年5月に中小企業向けクラウド・コンピューティング・サービスを手がける株式会社イー・カムトゥルーを設立。
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2006年 12月 11日
「グレート・ギャツビー」の次は「ロング・グッバイ」。すでに翻訳は終えているのだと。
日経の書評欄を読んでいて、おっと思った次第。 「ひとつ、村上さんでやってみるか」を読んだ向きには、すでに周知のことであったようであるが、ついにチャンドラーの最高峰を、である。村上春樹のライフワークであるスコット・フィッツジェラルドの翻訳に関しては、良質な仕事ではあるとおもうのだけれど、実はそれほど心を揺さぶられることはなかった。だが、事はレイモンド・チャンドラーである。 「羊をめぐる冒険」は、「長いお別れ」へのオマージュであると勝手に思い込んでいる私としては、とても困ったことになってしまった。いや別に困ったりはしないのだが。 〝鼠〟のためにジェイズ・バーを訪れた後で〝僕〟は、昔、海であったところで泣く。だが、フィリップ・マーロウは、今はもういない友のために、ギムレットを注文するだけだ。 おそらく、チャンドラーをただの探偵もの、としか思っていなかった人も、ほとんどチャンドラーを知らない世代も、もしかしたら若い女性も、手にすることになるのだろう。村上春樹訳によって「長いお別れ」を手にする人が1人でも増えるのならば、それはきっと、ずいぶんと〝意味〟のあることなんだと思う。
by masami-ueda1
| 2006-12-11 00:53
| 日常・短観
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