開設者のプロフィール 上田 正巳 経済誌でライターを勤めるかたわら札幌市内のベンチャー企業経営者を組織化した「上勇会」を運営。2000年5月に中小企業向けクラウド・コンピューティング・サービスを手がける株式会社イー・カムトゥルーを設立。
○株式会社イー・カムトゥルー ○クラウド型 店舗・事業所管理システム Win-Board.biz サイト ○地域のお出かけ情報 札幌100マイル 検索
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2022年 01月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 more... フォロー中のブログ
ライフログ
タグ
ライセンス(2)
FC(2) 紅葉(1) 降雪(1) quietcontrol(1) インスタグラム(1) エポック(1) オフィス(1) ゴルフ場(1) サービス拡充(1) タオル(1) ネットワークビジネス(1) フランチャイズ(1) フランチャイズ事業(1) マネジメント(1) マルチ(1) 安田侃(1) 異業種交流会(1) 羽田空港(1) 英国(1) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 05月 16日
ビジネスローンのリスク
「人を見ずして金を貸す」 これがビジネスローンの本質であろう。 ここ数年、都市銀各行が力を入れているのが中小企業向けの ビジネスローンである。 この低金利時代のわりには、利率は2.5から4.5程度(もっと幅はあるのだけど)が主流。三井住友、UFJ、東京三菱、りそな、あたりがやってます。(よくDMが舞い込むノンバンク系のは利率がべらぼーに高いから気を付けてね) 端的に言うと、一般のプロパー融資と違って、融資判断に際して人を見ない。 実際には把握はしているが、重要なのは決算書の中身である。 それを一定のロジックにしたがって判断し、貸し出し可能なボリューム、期間、利率を判断する。 ほとんどの場合は、貸し出し与信チェックホストプログラムに必用な項目(決算書の各事項)を入力するだけとなっている。貸し出し判断も数日で出る。 往年のバンカーからすれば、「あんな人も見ないで与信をつけて大丈夫なのか。あとあと不良債権の山にならないか」といぶかる。だが、人を見てじっくり与信をつけたはずなのに90年代のバブル後は不良債権の山を築いたのである。結局、バンカーに人を見る目なんかなかったのだ。人よりも不動産の担保価値しか(それさえもわずかの期間で暴落したのだが)見てなかったじゃないの。 それに比較すると、事業リスクを一定の数値から判断し、しかも、全体の貸し出しをポートフォリオ管理してリスクをヘッジする、という現在のビジネスローンのやり方の方がリスクは少ないのかもしれぬ。 ただし、銀行の担当者に何度も足を運んで、試算表とか受注見込み、予算なんかとにらめっこしながら、ぺこぺこして借入れするという儀式が無い。あれが良いとは思わないが、ビジネスローンにおいては借入れが容易過ぎるのも事実だ。あくまでも、自社の売上げ、キャッシュフローとにらめっこして判断しないと、やっかいなことになるのは必至。 くれぐれもご利用は計画的に。
by masami-ueda1
| 2005-05-16 15:27
| VC・資金調達・IPO
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||